ワールドトレードセンター全般(WTC1/2/7)

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目次

全般

きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
NIST(米国標準技術局)が世界貿易センタービル崩壊について報告書(阪大の菊池誠教授などが、「読んだのか」と迫るその報告書)を出しているが、その一部を請け負ったアンラーライターズ・ラボのケヴィン・ライアン氏によれば、NISTはビルを崩壊させるために燃料の量を倍にし、燃焼時間も倍にし、強度を半分にするなど、データを改ざんした。なぜ誰も調査しないのか。 ケヴィン・ライアンはWTCの仕事に関与していない[1]。データ改ざんというのは、シミュレーション? 出典を教えてください ケヴィン・ライアンのNISTの数字改竄について。NCSTAR1(p20,p38)では、767の最大航続6600mi、燃料最大積載23980gal、衝突時の残存燃料推定がAA11が10000gal、UA175が9100gal。ボストン・ロス間の距離3000miとなっている。単純な割り算のみで燃費を計算し残存燃料で飛行可能な距離を算出するとAAが2752mi、UAが2505miになる。燃料の数値は妥当といえるだろう。改竄の疑いのある燃料、燃焼時間、強度のデータについてきちんとソースを示すべきだと思う
世界貿易センターの3つのビルの地下に3週間以上たっても存在した溶解した鋼鉄のプールがあったのはなぜ?そのエネルギーはどこから? 「溶解した鋼鉄のプール」が実在したという証拠はない

追記: ちなみに、本当に「融けた鋼鉄のプール」が存在したとすれば、消火活動時に水蒸気爆発が頻発したはずとの指摘をもらいました(知人科学者よりの私信)。したがって、「消火活動で水蒸気爆発がどの程度あったか」というのも、「融けた鋼鉄のプール」についての傍証になりうる情報かもしれません。

(左へのコメント)WTCの消火活動の際に、地下にいる生存者が溺死する可能性があるとの理由から、水による消火は行われていないので、溶解した鋼鉄のプールが存在していたとしても水蒸気爆発は殆ど起きていないと考えられる。
これは事実と違います。

事件直後より現在の方が、ビルの崩壊に爆発物を使ったと思っている「専門家」が増えています。 特に3つ目に崩壊した第7ビル(ソロモンブラザーズビル)に関しては、この点は顕著です。 事件当時は報道があまりありませんでしたが、その後の911の真実を求める人たちの努力によって、ビル崩壊に焦点を絞った映画が話題を集めています。

911 Mysteries(日本語版はありません)


また、専門家で世界貿易センターの3つのビルの崩壊に爆発物が使われたと主張している米国の団体は増えています。

911の真実を求めるエンジニアと建築家たち 911の真実を求める学者たち 911物理学(とテクニカル・インテリジェンス) →菊池誠教授はここの人々を相手に論文で勝負するといいと思います。 911の真実を求めるパイロットたち

などがそうですし、ついに日本にも京都大学の西牟田先生などが中心となって 911の真実を求める日本の科学者の会 が誕生しています。

菊池誠『科学と神秘のあいだ』の引用
旅客機がビルに衝突する場面は何度見ても衝撃
的なのだけど、もうひとつの驚きは、衝突から
だいぶ時間が経った後で突然ビル全体が崩れて
しまったことだ。
これには、ビル建築の専門家も驚いたらしく、
最初に見たときは爆破されたのかと思った、と
書いた専門家もいる。
もちろん、それは事件直後の情報もあまりなか
った時点での話で、今は爆破されたなどとは考
えられてはいない。
団体が増えていることは、ビルが爆破で崩壊したことの信憑性を高めることにはならない。
誰がやったかはわかりません。 ただ、爆薬を仕掛けるのに最適な場所はツインタワーの場合はエレベーターシャフトで、事件の前に世界貿易センターではエレベータの改修工事が行われていたことがわかっています。 菊池誠『科学と神秘のあいだ』の引用
爆破するには、ビル内部のいたるところに爆薬
をしかけたり、事前にかなりの準備をしなくち
ゃならないから、アルカイダにできたはずがな
くて、実はアメリカ政府がやったに違いない、
とその人たちは考えている。

エレベーターシャフトが最適というのは何にとって最適なのか。「仕掛けやすい場所」に仕掛けるのは制御解体のやりかたではない

「爆薬を仕掛けるのに最適な場所はツインタワーの場合はエレベーターシャフト」だとしたらコアが最後まで残っていたことと矛盾する。
Skeptic's Wikiを引用

==============

911陰謀論者は次つぎと疑惑を挙げるが、誰が真犯人かと
いった核心についての仮説は立てず、自ら検証はしない。
「ブッシュの陰謀だ」などと結論を言ってしまうと、「で
は、ハイジャック機に誰が乗ってたのか?」「いつどうや
って誰が制御解体用の爆発物を、誰にも気づかれずにしか
けたのか?」「77便はどこ行ったのか?」などと突っ込ま
れてしまうからだ。 
そうならないように、陰謀論者の論調は次のようになるこ
とが多い。 
「いや、私は知らない。私は調査機関の人間ではないのだ
から当り前だろう。私は単に質問をしてるだけだ。質問し
てはいけないのか?陰謀だとも言っていない。911テロ事
件には、これだけおかしな点があるのだ。なにも疑問に感
じないほうがおかしい。なにが起こったかなど誰にもわか
らない。公式見解など信じるのはどうかしている。だから
我々は再調査を要求してるのだ。」
あれこれの化合物が、ある場所、それもあれほど大きく、人や物の出入りの多い場所から見つかったとして、それにどれほどの意味づけが可能なのか?

小さなビルの家主や管理人をしていたが、テナントは本当にいろいろなことをする。テナントの誰もが、硫黄化合物とかダイナマイトとか溶接器とかナントカマイトとか向精神薬とかダッチワイフとかナパーム弾とかXXとかを持ち込んだりひそかに溜め込んでたりしていなかった、という証明は多分不可能である以上、かつ持ち込んで溜めてたかも、という説明が、如何なる深遠迂回な説明より単純なゆえに蓋然性が高い以上、「こういう物質があったから」という基礎の上にアレコレの推論を立てる努力は極めてむなしいと思う。

童子丸氏は『「WTCビル崩壊」の徹底研究』冒頭において、FEMA報告書に掲載されている機体の残骸写真を「実物が一度たりとも公開されておらず」と腐し、「ボツ候補」と評しているが、窓のある機体と車輪は実物が公開展示されている。氏は何でもかんでもネットで知れる時代だから「聞いてない」「知らない」は許されない時代になったと豪語しているが、そういう自分はどうなのか。

何が事実か

きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
本来なら最も大切な「事実」は物証だが、この事件の場合ごく一部の例外を除いて、すでに存在しない。したがってここで「客観的事実」という場合には、原則として、映像や写真に記録されたもののうち、複数の異なる方向から記録され、偽造の可能性が無く、起こったことに間違いがないと誰にでも確認できる物体や現象を指す。また「事実である」と確認できるものの中で、被写体が人間によって持ち運びの可能なものである場合には、実物またはその詳しい分析記録があれば信用の置けるものとし、そうでないものは参考資料として扱う。

文書資料、目撃者証言、報告や報道などの資料にある事柄については、上記の「客観的事実」と十分な整合性を持つ場合には「事実」と見なすことができるが、不明な部分や整合性を持たない部分を含む場合には、参考資料として扱う。

(これについては次をこちらこちらを参照のこと)


テルミット

きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
崩壊したビルのコンクリートが瓦礫ではなく、パウダー状の微粒子になってしまったのはなぜ?その中から軍特許用のテルミット(テルマットという名前)でしか使われない硫酸バリウムが多量に検出されているのはなぜ? 「瓦礫ではなく」は間違い。瓦礫にもなったし、粉にもなった。超高層ビル崩壊の巨大な力学エネルギーによると考えて不思議はない

硫酸バリウムは硝酸バリウムの間違い? 硝酸バリウムはテルマット以外の爆薬にも使われるので、「だからテルマットだ」は間違い。ただし、ジョーンズたちの論文には「一部のサンプルでバリウムが見つかった」と言葉で書かれているだけで、データはなく、しかも「硝酸バリウム」とは書いていない。これが硝酸バリウムではなく硫酸バリウムなら、ありふれた物質

911の前にも後にも火災で崩壊したビルは世界中で1つもないのに、911事件の日に3つものビルが立て続けに自由落下に近いスピードで崩壊し、パウダー状になり、そして地下でいつまでも鋼鉄が溶けてプールになっていたのはなぜ?火災の温度ではそこまで高温にならないはずだが。 911の前にも後にもWTCクラスの超高層ビルが崩壊した例はありません。火災に限らず。もし、火災で崩壊した例がないというのが、WTCの火災崩壊を疑う根拠であるなら、他の「超高層ビル」がほかにどのようにして崩壊したのか例を挙げてみてください。あれは前例のない崩壊であるところが最重要点です。どんなものにも「初めて」はあるわけです。

なお、鉄骨構造の高層ビルが火災によって崩壊しうることは、その後に起きた、マドリッドのWindsorビル火災で確認できます。和田 章・岡本達雄両氏の報告によれば、鉄骨構造の部分は火災の熱でほとんど崩れ、鉄筋コンクリートの部分が残ったために、ビル全体の倒壊はまぬがれています[2]

スティーブン・ジョーンズのナノサーマイトの論文は何も証明していないので、まじめに取り上げる科学者はいないだろう、という程度の感想です。肝心のナノサーマイトについても、「通常のサーマイトによるものとしてはおかしいので、ナノサーマイト」というわけのわからない論理です。「論文なのだから論文で反論すべし」というときどきあるご意見については、「たいていのクズ論文は誰の反論も受けないまま、朽ち果てる」とお答えすれば充分でしょう。このあたりのことは討論当日に議論すればいいのかなとは考えています。

これはコペンハーゲン大学准教授ニールス・ハリットやスティーブン・ジョーンズらが作る科学者グループの研究発表ですが、我々が知っているのはそれが正式に査読を受けた論文だということだけで、内容を否定する材料も肯定する材料も持っていない。また、もしそれがWTCビル群の崩壊と関係があるとしても、この物質がどのように使用されたのか知る由もない。

仮定としてさまざまなことが言えるのかも知れないが、それはWTC崩壊に関する多くの事実によって厳しく検証される必要がある。今の段階でこの物質とWTCビルの崩壊の関係を、憶測を元に断定することは間違っており、あくまでも可能性の開かれた仮説の一つだ。

しかし、WTCツインタワーと第7ビルで、崩壊の最中とその前後に起こった様々な客観的事実を、すべて説明できる仮説は、現在のところ「爆破解体」のみであり、この「ナノ・テルミットの発見」はその仮説と整合性を持つ。したがって、これがWTCビル群の崩壊の原因の第1候補であるというように考える。

また少なくとも、この論文の内容を否定するのであれば、独自にWTCの粉塵を分析して正式な論文として公表する中で反論する必要がある。それが科学的な手続きだ。同時に《崩壊途中とその前後の事実を「爆破解体」よりも的確に説明できる仮説》を提示する責任もある。出されて間もない論文なので批判が有るのは当然だが、責任ある批判をしてほしい。

(参照)こちら

これは査読された論文ですね。そして、他の研究者は一顧だにしない。この論文を掲載した雑誌の編集長がふたり続けて、この論文掲載を理由に辞任したのですが、編集長が認めなかった論文というのは本当に査読を通ったことになるのでしょうか。

それはさておき、この論文に反論するだけのために論文を書く研究者はいないでしょう。ジャンク・ジャーナルに掲載されたジャンク・ペーパーは、よほどのことがないかぎり誰にも引用されず、誰にも反論されず、そのまま放置されます。なぜなら、ジャンク・ペーパーに反論してもなんの業績にもならないからです。この論文がもっともっと知れ渡って大騒ぎになれば、奇特な研究者が反論を書くかもしれません

でも、「テルミットの成分が検出されたが、テルミット反応にしてはおかしいからナノテルミットだ」などという論旨の論文を相手にどうにかしようと考える研究者が出てくると期待するのは、楽観的に過ぎるでしょうね。せめて、ナノテルミットとの比較実験結果でも出ていればまだしもなのですけど、やってないですもんね。論文を書いた当人が比較実験していないのに、反論だけのためにその実験をする人はいないのではないでしょうか。そもそも、ナノテルミットをどこで入手したらいいのかもわかりませんし。どうして、ナノテルミットだとわかったのか、不思議です。

アメリカには奇特な研究者がいるから、反論のための実験をするかもしれませんが。

制御解体

きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
これからは「制御解体に似ている」と言うにとどめます。私個人は、そこから先を判断する情報も能力もありません。「第7ビル崩壊は制御解体に似ていた、そして、ツインタワーは普通の制御解体とは違う崩れ方だったけれど、爆発物を使っているように見えた」、ですね。 どのビルであれ、制御解体も爆破もありません。WTCで起きたことは2機の飛行機の突入のみですから、あとはすべてその影響です。

WTC7崩壊の最終プロセスとよく似た最終プロセスを示す制御解体映像を探すことはできます。最終プロセスが似ていることとそれが「制御解体である」こととはまったく別の話。実際には制御解体には制御解体のための準備があり、WTC7崩壊には長時間にわたる火災がありました。また、爆破解体では大きな爆発音がするはずですが、WTC7で爆発音が聞こえたという話はないのでは? つまり、最終プロセス以外はまったく似ていないというのが結論

ツインタワーが制御解体に似ていないなら、もはや制御解体を考慮する必要はありません。映像を見て、爆発物を使ったように感じた人はたくさんいますが、「そう見える」ことと「事実」とはまったく別の話。

WTC1,2は、素人の私の目にも、制御解体には見えなかった。普通の制御解体なら、上から下まで、一斉に崩れ落ち、まるで下から潰れていくよう見える。だが、ツインタワーはそういう崩れ方ではなかった。あれを制御解体で行おうとすれば、落下速度に合わせて爆発のタイミングを調整するという超ウルトラ技が必要になる。なぜ陰謀成立に必要ないことに、そんなバレる危険まで冒して、さらにそんな超難関技術を駆使する必要があるのか。
相当のエネルギーだと思います。ただ、事故や犯罪(殺人)の現場検証や捜査を長くやった人から、人骨は決して米粒にはならない、とWTCの崩壊に関してきっぱりおっしゃっていました。 WTCクラスのビル崩壊によって生じた膨大なエネルギーでも人骨が米粒大にならないという根拠は? それらの巨大なエネルギーがそうした現象を作り出したという可能性を否定し、爆弾による破壊でのみ発生させられると証明して初めて、「制御解体説」に多少の蓋然性が生まれる。(「制御解体説」を仮定すると生じる矛盾・疑問にも答えないと、十分な蓋然性は持てないが・・・)
これを一番強く主張されているのは、リチャード・ゲイジ氏を代表とする「911の真実を求める建築家とエンジニアたち」というグループです。このグループはWTC崩壊ばかり調べています(専門家集団なので、そうなのでしょう)。現在、1391人の建築家とエンジニアたちが、世界貿易センターの3つのビルは制御解体されたと結論し、政府に再調査を要求しています。 ゲイジは低層建築が専門で超高層は専門外。この問題ではゲイジよりも超高層ビルの専門家のほうが信頼できるのは当然 私は、構造工学や材料力学や発破工学の授業を大学で受けた。トンネル工学が専門で、構造工学の専門家ではないので断言はできないが、ビルの設計図からその構造を理解し、崩壊に必要なエネルギーを逆解析し、所定の位置にダイナマイトをセットし、内に向かって崩壊するように上部からドミノ倒しのように自重を加味しながら発破を仕掛けてゆくといった制御破壊のセットは、10日間でも無理だと思う。
映像に残されているWTCツインタワーと第7ビルの、崩壊の最中とその前後に起こった様々な客観的事実に照らし合わせて検証する限り、爆破による破壊以外の説明では、必ず致命的な矛盾が発見される。私たちの判断基準は、何よりも「事実を合理的に説明できるかどうか」だ。

現時点で私たちは、「爆破解体」の他に、実際に起こった事実を、もれなく説明できる仮説には出会っていない。したがって今のところ、「爆破解体」仮説だけに可能性が開いている、と言わざるを得ない。


自由落下

きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
実際には自由落下よりも長い時間です。自由落下なら9秒ぐらいだったでしょう。ツインタワーの崩壊は諸説ありますが、11~14秒ぐらいだったことになっています。世界貿易センターのツインタワーの崩壊は自由落下よりは遅い11~14秒でした。第7ビルの崩壊は、自由落下により近い6.5秒でした。 「自由落下」と「自由落下に近い」はまったく違う

また、この時間スケールで「ほとんど自由落下とみなせる」時間帯があるとしても、それが制御解体を意味するわけではない。制御崩壊派は「自由落下とみなせる加速度なら制御解体に決まっている」と言いたいらしいのだが、「進行的崩壊では自由落下とみなせる加速度にならない」ことが示されていないとその理屈にはならない。

きくちさん紹介のビデオでは、意図的な操作がたくさん行われていた。自由落下の速度で崩壊したという嘘をスローモーション映像で強調してもいた。「真実追究」が目的なら、なぜそんなことをする必要があるのか。そうした点が、私がきくちさんたちの活動が信用できない大きな理由だ。真実・事実に誠実ではないと感じるのだ。
こちらでは、NISTがそれらの「公式説」への疑問にも応えている。

崩壊時間に関する部分だけ独断で要約すると、

・WTC7の崩壊には5.4秒かかり、自然落下の3.9秒よりも40%長かった。

・崩壊は3つのステージからなり、最初のステージが長くなった主な原因。

・この最初のステージは、北面、低層階の外装カラムの屈曲を相当している。

・第2ステージは、ほぼ自由落下状態だったが、これは下部のサポートがほとんど無い状態となっていたから。

・これらは、構造解析モデルの結果ともよく一致している。

(注)第2ステージは、なぜほぼ抵抗が無くなってのか?などの詳しい解析内容は報告書内にある。

これを見て、「NISTも自由落下を認めた」と当初色めき立った人たちがいたようだが、自由落下=制御崩壊という等式が元々成り立たない事をこの報告書は示している。仮にその等式が成り立つなら、WTC1/2は自由落下よりもずっと崩壊時間は長かったのだから、制御崩壊ではない事の証明にもなってしまう。

(右へのコメント)原文はそもそも単なる言い換えとして書かれていませんか?

「自由落下状態、つまり下部の・・」 だから「トートロジーに過ぎない」という言い方も間違ってはいないけど、だからどうというものでもない。別の言い方で説明したわけですよね。

第2ステージは「ほとんど自由落下になる」という結論なのだから、上の「つまり」以降がシミュレーションなどで示されていればいいわけです。 まあ、あらゆる説明は、見ようによってはトートロジーです。全然違う話で悪いのですが、AがBであるという論理的証明は、AとBが同語反復であると示すことなんですよ。 NISTの説明は、途中をすっとばしているわけではなくて、いろいろやった結果として「要するに、下部の支えがほとんど効かなくなったから、本質的に自由落下みたいなもの(エッセンシャリーと表現していますよね)だった」と言っているので、むしろ最後にちゃんと「(右の方流に言うなら)トートロジー」に持ち込んだわけです。

ひとつの「説明」を人によっては「単なるトートロジー」と受け取ることがあるとしても、ある程度しかたない。途中をすっとばしてあれば、そういう非難も成り立ちますが

自由落下と制御解体が同値でないことは自明で、
自由落下ならば人為的破壊を強く示唆しますが、
人為的破壊が必ずしも自由落下を起こすわけでは
ないのは当然です。

ここのロジックが全然理解できません。 でも、これが制御解体説の肝なんですよね。 制御解体でも、(ほとんど)自由落下になるための条件はあるのではないですか? 重力崩壊でも、条件しだいで(ほとんど)自由落下になってかまわないと思いますが。

「加速度の減少」が、ビデオで見てわかるほどはっきりとなくてはならないのか、ですよね。 原理的な話として、剛体が剛体のまま落ちるのでもないかぎり、加速度変化がまったくない崩壊はありえないのではないですか? 変形しながら落ちているのだから、それが制御解体だろうが重力崩壊だろうが、どんな崩壊であれ「多かれ少なかれ、加速度変化はある」のでしょう? だから、あくまでも「観察されない」のであって、それは「ない」ことを意味しませんよね。「本当にまったくない」と主張されるなら、それはそれで驚きですが。 問題は「その加速度変化はビデオで観察できるほど大きいものでなくてはならないのか」ではないですか?

「自由落下に見えるものは人為解体」というのは、大胆な結論だと思います。たしかにそういう主張をする人は多いのだけど、正直、まったく理解できません

(上へのコメント)
崩壊時間に関する部分だけ独断で要約すると、
・WTC7の崩壊には5.4秒かかり、自然落下の
3.9秒よりも40%長かった。
・崩壊は3つのステージからなり、最初のステー
ジが長くなった主な原因。
・この最初のステージは、北面、低層階の外装カ
ラムの屈曲を相当している。

これは、落下初期のある区間で、自由落下よりも長時間を要するシミュレーション結果と、 現実の観察との間で落下時間の辻褄を合わせるために、ほとんど動きも加速もない第1 ステージを加えることによって現実の所要時間に下駄を履かせたごまかしだ。

・第2ステージは、ほぼ自由落下状態だったが、
これは下部のサポートがほとんど無い状態となっていたから。

これは自由落下の意味を、ニュートンの運動法則で単純に言い換えた一種のトートロジー (同語反復)に過ぎない。

・これらは、構造解析モデルの結果ともよく一致
している。
 (注)第2ステージは、なぜほぼ抵抗が無くなっての
か?などの詳しい解析内容は報告書内にあります。

報告書本文(ダイジェスト、分冊とも)に上のトートロジーを越える「説明」はなく、 完全に詐欺だ。 ドラフト発表時には、研究代表者のシャイアム・サンダー博士が自由落下は不可能だと明言し、 当時のこのFAQで自由落下を否定していた段階 (NIST WTC 7 FAQ alterations revealedから、崩壊シナリオもシミュレーションも変更されてないのだから当然だ。 自由落下と制御解体が同値でないことは自明で、自由落下ならば人為的破壊を強く示唆するが、人為的破壊が必ずしも自由落下を起こすわけではないのは当然だ。 落下し始めたWTC1上部の運動で、衝撃(= 加速度の急減少)や加速度の減少が観察されないことは自重崩壊ではないことを強く示唆し、これを自重崩壊で説明するためには、都合のいいアクロバティックな想定をしなければならない。

(右上へのコメント)「自由落下」イコール「下部のサポートがない」ではないわけです。

宇宙ステーションは自由落下ですが、あれを「つまり、下部のサポートがない」とは言わないでしょう。その文脈では別の言い換えをする。 ここでの言い換えは、「今の問題に即していうなら、こういう意味」ということなので、真の意味で「トートロジー(つまり、逆も成り立つ)」ではありません。

そういう意味で、右の方は内容をよくご存知だから「トートロジー」と感じるけど、「自由落下ってなに?」っていう人にとっては、これは「説明」なんです。

文脈を限定すれば「トートロジー」といわれるのも間違いではないけど、いろいろな人が読む文書なので、「だから無意味」ではないよね

(左上へのコメント)
問題は「その加速度変化はビデオで観察できる
ほど大きいものでなくてはならないのか」では
ないですか?

もちろん初めから問題はそうなるが、タワーより規模はかなり小さいものの、知られて いるビル崩壊事例や、爆破解体が失敗してすぐに落下がストップしたり横転したりする事例や、 自重を大いに利用して破壊する解体例 What a Gravity-Driven Demolition Looks Like でのビルの振る舞いなどを考慮しても、加速度変化が観察されないことがあり得るとお考えなら、 それを可能にするタワーの崩壊モデルを示していただきたい。

ここで、ビル下部のある特定の局所に過大な荷重がかかって瞬時に破壊され、その破壊 が瞬時に、かつ(安全率からして同時には無理なので)順繰りに、各フロアの全体に 伝わって、上部全体が落下しながら、30fps程度の映像では、外形の加速度変化が観察 されない、というような空想はあるだろうが、ツッコミどころが満載で現実味はない。

残念ながら、爆破説の人が爆破しかありえないことを示さなくちゃだめなんですよ。

少なくとも、「爆弾を仕掛けるところにかなり無理がある」ことははっきりしているのだから、それを押してでも「爆破」と言いたければ、「この崩壊は爆破しかありえない」ことを示さなきゃ。 そうじゃないと「だって、爆弾を仕掛けられないでしょ」という話になるだけだから。

しかし、WTC崩壊は前代未聞の巨大ビル崩壊なんだから、「タワーよりかなり規模が小さい」ビルの例と比べるばかりでは、まったく話にならないのではないでしょうか。自重崩壊ということは、「規模」が本質的に重要なファクターでしょう。「小さいビルとは話が違う」というのは本質的だと思いますよ。 磯部さんは「スプリングバックを想定すれば、ほとんど抵抗なく壊れたとしてもおかしくはない」と言いたいのですよね、たぶん。きちんと示したことになってるかどうかはさておき。 それは3月に磯部さんに伺いましょう。

磯部さんが想定しているのはWTC1,2だと思います。

WTC7は違うことを考えているのかもしれない。それは3月に伺いましょう。 ただ、それはあまり問題ではないです。ほとんど抵抗なく壊れるメカニズムがひとつあるなら、ほかにもありうるでしょう。

どのビルであれ、NISTのシミュレーションを100%信じる必要はなくて、実際、可能なシナリオはいくつか提案されています。たとえば、WTC1,2についての磯部説はNISTとは違う。BazantのProgressive Collapseも、あまりよくわからないけど、違うような気がする。 どれが真実にもっとも近いかは、おいおい明らかになるでしょうから、今あわててどれかに決める必要はないわけです。どのメカニズムも真実の一面を捉えているのかもしれませんし。

そんないい加減な、と思うかもしれませんが、科学というのはそういうものです。いろいろな説が(もし研究を続けるなら)、やがてはひとつの統一見解に収束する。

たぶんこういう考えかたには不満をおぼえるかたも多いでしょうね。すみません。僕は気が長いのです。制御解体説は「待ちきれない人」の説ですよね。でも、科学はそういうものだと思ってください。


西牟田祐二さんの見解

西牟田祐二さんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の見解
WTC1,2,7ビルの崩壊は、アメリカ政府が当初主張した「航空機衝突とジェット燃料の高温による火災による崩壊」というよりも「制御解体による崩壊」に多くの特徴が重なっている。しかし通常の制御解体による崩壊と違う点もある。それは「溶けた鋼鉄の溜まり」が目撃され多くの証言があることである。他方WTC崩壊の粉塵から「鉄を主成分とする微小な球体」が多数かなりの濃度でWTC周辺の4か所以上で採取されたサンプルすべてから発見された。これは鉄が液体となっていたことを示すものと考えられる。とすれば鉄を液体にする高熱を発する何らかのものが存在したと考えられる。それは何か?上記「鉄を主成分とする微小な球体」を分析したところ、ここにはテルミット(酸化鉄とアルミニウムの粉末の反応をもとに2500℃以上を発する物質)の成分と基本的に一致するものが含まれていた。これはこの鉄の溶解がテルミットによって起こった可能性を想定させるものである。さらに同じ粉塵の中から未着火の「ナノテルミット」(極めて微細な粉末化によって発熱性だけでなく爆発性を強めたテルミット)の現物が見つかった。これはこの鉄の溶解がナノテルミットによって起こされたことをかなりの確度で推定させるものである。すなわちWTC1,2,7ビル崩壊に関してこれまで想定されていた航空機の衝突とそれから派生する要因以外の要因の存在の可能性が具体的な物証を伴って新たに示されたのである。だとすれば次のステップとして、WTC1,2,7ビル崩壊についての再調査が行われることに合理性がある。

参考資料:911事件映像分析(WTC崩壊分析)

「制御解体に見える」ことと「制御解体である」こととはまったく違う。WTCのそれぞれの崩壊最終段階に似た最終段階を示す制御解体の映像を探すことはできるだろう。しかし、それは最終段階だけの話。制御解体は最後の崩壊の前に複雑な準備を必要とする。その準備部分こそが制御解体の肝なのに、制御解体説はその部分にまったく答えていない。WTCが最終崩壊にいたる前の段階は火災であり、全プロセスを通して見るなら、制御解体とはなんら似ていない。


「融けた鉄のプール」についての「直接の目撃証言」は少ないのでは。多くは伝聞に基づくものではないか。「融けた鉄のプール」があったという証拠はなく、実在しなかったと考えるのが自然

ジョーンズたちの論文については、他のところに書いたが、解析方法が明示されないなど問題が多く、あまり真剣に捉えるようなものではない。発見されている物質はビルの中ではありふれたものばかりなので、論文はテルミットの存在やナノテルミットの存在をなんら示唆しない。

鉄の小球については、鉄骨が融けてそこから小さな「しぶき」が飛んだと考えるのは表面張力の観点からも無理がある。いっぽう、崩壊過程の衝撃によって鉄骨から鉄粉が飛ぶことは充分に考えられる。鉄粉は低い温度でも燃えて融ける。それによって、酸化鉄ではあるが、鉄を含む小球は簡単にできる(火打金から飛んだ酸化鉄の小球の顕微鏡観察図をロバート・フックがミクログラフィアに掲載している)。したがって、鉄球が酸化鉄でできているのでよければ、鉄骨が融点に達していなくても小球はできる。このようにしてできた酸化鉄の小球は崩壊現場にいくらでもあったはずである。

小球ができる自然なメカニズムがあるなら、「ありそうにない」メカニズムを主張する場合、その証拠を提出するのはそれを主張する側というのが、普通の科学の論理。なんらかの意味で「観測された小球は、他の方法でできたものではありえず、鉄骨が融点に達した証拠以外のなにものでもない」ことを証明しなくてはならない。

鉄の球体の微粒子がその中から発見されたWTC粉塵を採取した正確な場所と時間は重要な論点です。

わたくしは基本的にNiels H. Harrit, Steven E. Jonesらが、The Open Chemical Physics Journal, 2009,2,7-31 に載せた Active Thermitic Material Discovered in Dust from the 9/11 World Trade Center Catastropheに依拠しています。

この論文のサンプルは明らかにトーチ切断と関係ないですね。

今、ジョーンズ論文の参考文献を見てみたのですが、鉄微粒子ならこちらのほうが、はっきりしていていいかもしれません。

いずれにしても、トーチ切断でないとしたら、次に考えるべきは、「鉄が熱で融けて微粒子になった」のではなく、「鉄の細かな粒ができて、それが燃えた」という可能性かと思います。

鉄は塊では融点に達するまで融けないのですが、細かい粒になれば、容易に燃えますし、融点も下がります。鉄を硬いもので叩くと火花が出ますが、あれは、鉄の粉が発火するのですね。叩くだけで鉄粉が出るのだから、大崩壊で鉄骨の表面から鉄粉が出ること自体はそれほどおかしくはないでしょう。だから、鉄骨が削れて鉄粉になり、火災の熱で燃えたり融けたりしたというシナリオは、まあまあ自然な気がします。 ただ、じゃあ融点はどれだけ下がるんだといわれると即答はできないので、いちおう調べてみます。しかし、粒の大きさで違うから、確固としたデータはないかもしれません。 自然発火するくらいなので、低温で燃えることは間違いないのですが

はっきりはしないのですが、たぶん、純鉄の融点はミクロンくらいのサイズではほとんど下がらず、一方、酸化鉄は融点が純鉄より低くなるので、表面融解にはそちらが効くかなという気はします。

鉄が燃えると表面温度は酸化鉄の融点に達するようなことがなんとなく書いてある文章もあるのですが、なんとなくなので、もう少し調べます。

燃焼ではなく、粉塵爆発で申し訳ないのですが、鉄の微粒子が融点どころか沸点を超えて球状になるという実験があります。

ただし、生成物はだいぶ小さい。

しかし、まあこの路線(鉄の微粒子は燃えるので、着火のもとになった火よりも高い温度になる)はそれほど間違っていない気がします。

僕は化学や冶金の専門ではないので、詳しそうな知り合いの研究者に聞いています。

生成物が融けた鉄の塊ではなくて微粒子なので、鉄骨そのものが融点以上の熱にさらされなくても、そういうものができた可能性はいくつかあるのではないかと思います。 微粒子は由来がいろいろありうるから、と以前に書いたのは、そういう意味です。


ひとつ確認できたのは、スチールウールの燃焼実験(これは鉄ですが、細いために簡単に火がつく)では、先端が融けて球状になるのが、見てわかるそうなので(僕は小学生のときに実験したきりなので、記憶がはっきりしていませんでした)、鉄を融かして球にすること自体はそれほど大変ではなさそうです。

ただし、その主成分は酸化鉄(II)や四酸化三鉄とのこと。酸化鉄の融点が純鉄より低いせいで融けるのかと思います(トーチ切断の原理です)。この生成物が西牟田さんのお気に召すものかどうか、わかりませんが。 iron-rich sphereが純鉄かどうかは重要ですが、最低でも表面には酸素か炭素が混じってるのではないでしょうか。EDSのスペクトルでも酸素か炭素は出ますよね。そうだとすれば、表面の融点は純鉄より低いでしょうし、融けること自体は不思議ではないかな。

ほかには鉄粉と水蒸気の反応もありえますが、それもすぐにはわかりません。

いずれにしても、鉄粉と鉄骨では火に対する反応が全然違うので、この路線は考える価値がありそうな気がします。

(その他の方の意見に答えて)いえ、スチールウールは細いやつを使えば空気中で簡単に燃えます。

たとえば、こちらは左巻健男さんが神奈川県立教育センターで教員研修として行った化学実験研修の記録ですが、課題は「スチールウール(ボンスター)1玉を空気中でマッチ1本で燃やす」です。ガスバーナーですらありません。マッチ1本です。鉄というものが、いかに簡単に燃える物質かわかると思います

細かい鉄粉にいたっては、常温の空気中で自然発火します_____________________________________

「スチールウールの燃焼実験」で、鉄が燃焼する(酸化する)とは、実験の環境として、純酸素を用意して、熱したスチールウールを純酸素の中に入れるのではないか。そのようなことをすると、激しく酸化して、酸化の際に出る熱で、酸化鉄は球形になる。鉄が球形になるのではない。空気は酸素を1/5含んでいる。空気中で燃焼実験は困難だろう。_________________________
(その他の方の意見に答えて)いいえ愚問ではありません。誰もが考える疑問です。

しかし、WTC粉塵分析の結果ナノテルミットの未着火の現物が採取されたどのサンプルからも出てきた、ということがあるだけ(それだって事実認定をめぐって現に争っているわけですが)で、それがどのようにWTC崩壊と関連していたか?は再調査によって解明されねばならないという考え方なのです。 事実は一歩一歩しか解明できないが、人間の心理は一挙なる理解を求めてしまう、ということがあると思います。

西牟田さんに質問。お説の通りだと、ナノサーマイトという爆薬は、ビルのあちこちに仕掛けられていたと思うが、たとえばWTC7のばあい、7時間火災が続いてもその熱では1カ所も誘爆せず、時間がきたら一斉に爆発して、ビル全体をほぼ自由落下の速度で崩落させた、ということか?WTC1と2でも、航空機衝突から一定の時間が経過してから一斉に爆発したと?愚問でしたらすみません。