総論

提供: 911事件を検証する公開討論会Wiki
移動先: 案内検索
きくちゆみさんの見解 菊池誠さんの見解 その他の方の意見
ゼリコウ氏のような人物が委員長ではない独立の、第3者(国連でもいいと思う)による911事件の再調査が必要なのです。911委員会の議長と副議長のリー・ハミルトンとトーマス・ケインでさえ、捜査妨害のことを自著で憤慨して述べている「911委員会調査報告書」なのです。 ハミルトンとキーンが政府機関の調査妨害(とも言える非協力的態度)に怒りを表しているのは事実で、それについては彼らのWithout Precedenceに書かれている。これを読むと、「調査妨害によって満足な調査ができなかった」という話とは正反対に、「調査妨害にも負けずに調査を遂行した」という内容であることがわかる。The Ground Truthを書いたジョン・ファーマーも同意見を表明しており、彼らは「報告書は正確である」と言っている。「妨害があった」ことから即座に「調査が満足にできなかった」と結論づけるのは早計。委員会がどうがんばったかという経緯については、ハミルトンとキーンの本に詳しく書かれている。
この点を最も強く主張しているのはたぶんブログに最初に書いた9.11の記事であるこちらだと思います

非常に長いコメント欄があり、何人かの陰謀論者のかたがたに対して、僕は非常に強い調子で対応しています。 みなさんがうっかり読まれたら、僕が「恐い人」に見えるでしょうね。これは僕が陰謀論を弄ぶ人たちの不誠実さに対して、本当に怒っているからです。

恐い人に見られてしまうのも痛し痒しなのですが、万が一お読みになるかたはぜひその点を頭にいれて読んでいただけるとありがたいです。事実、僕はそのコメント欄に次々と現れる陰謀論を弄ぶ人たちの不誠実さを非常に強い調子で非難し続けています。なぜなら、彼らは不誠実で不真面目だからです。それは死者への冒涜であると、僕が本当に考えているからです。 非常に長いですし(この記事だけでコメントが約1000個です)、たぶん読むと嫌な気分になると思いますので、読むことはどなたにもお薦めしませんが、いちおうお知らせしておきます

私が批判しているのは、荒唐無稽で蓋然性が感じられない「制御解体説」「ミサイル説」などの「自作自演説」だ。また、本当に「真実を追究」するなら、次々と明らかとなっている客観的事実は積極的に取り入れ、自らの論を再検証し続けなければならないはずなのに、疑念のないところ、煙のないところにすら無理に火を付けて回るだけでは、真実を追究しているとはとても言えない。トンデモ陰謀論には、疑念が事実で論破されても修正を行うことなく、新しい疑念を次々と出していくという特徴があるようだ。今回のきくちさんの投稿はまさにその状態だ。大事なのは、「未解明の点がある」=「陰謀の証拠」ではないということだ。


「911の真実を求める○○の会」という専門家グループは次々誕生し、野火のように広がっています。

911事件は2976人弱の人が殺された殺人事件であり、国際的犯罪です。犯罪の調査が国際的になされる必要があるのです。日本人も24名が亡くなっているのですから、日本政府にもこの事件を調査する責務があると私は思います(米国政府の報告を鵜呑みにするのではなくて)。 米国政府の関与の度合いは、テロがあると警告があったのに見逃した、というのから計画して実行させた、というものまで、非常に幅が広いのです。これのどれもが「説」ですが、警告があったのに見逃した、というのは最近の米国職員らの証言から(内部告発と言えると思います)ほぼ確実です。でも、まだまだわからないことが多いのでさらなる調査が必要なのです。何度も書いていますが、新しい情報に接するたびに、私の想像する米国政府の事件への関与の度合いは上がったり下がったりします。正解を見つける能力も資格も私にはありません。私にできることは、より多くの人が公式説の嘘を見抜けるように助けることぐらい(今は『ZERO:9/11の虚構』を観ていただくこと)です。この仕事は私ごときの手に負えるようなものではありません。大げさですが、地球市民が今回も(米国)政府にだまされて戦争を始めているのに、だまされたまま戦争を続けたり加担しているようでは、明るい未来はやってこないでしょう。このMLで起きていることは、911の真犯人を喜ばしていることは確かです。(ちなみに、あのノーム・チョムスキーでさえ、911の犯人はオサマビンラディンではない、と最近は言っています)

911について、僕自身はそれほどたいした意見を持ち合わせていません。

問題になっている点について言うと (1)どのビルであれ、制御崩壊説(あるいは爆破説)はナンセンスである (2)ペンタゴンに突っ込んだ旅客機は残骸が発見されており、たしかに旅客機だった くらいでしょうか。おおむね、常識の範囲内かと思います。

アメリカ政府の関与についてですが、まず、彼らが9.11を事後的に利用したことは間違いありません。もしそれを「陰謀」と呼ぶのであれば、陰謀はあったということです。その点にまで反対する人はいないのではないでしょうか。アメリカが陰謀国家であることは歴史が示しています。 だから、「自作自演説を信じない人はアメリカが正しいと思っているのか」といったたぐいの言説は無意味です。むしろ、「アメリカは悪い国だから、自国内でテロを起こすくらいは平気だ」というような考えかたのほうが、あまりにもものごとを単純に見すぎているものであると、僕は考えます。リアルな世界はそんなに単純明快で はありません。アメリカは事実として陰謀国家ですが、「だから、9.11も自作自演なのだ(かもしれない)」というのはあまりにも単純すぎる二分法であって、一種の思考停止であると僕は考えていますし、そのようなことを著書にも書きました。

僕自身は見逃し説・泳がせ説にも否定的ですが、情報機関間の連携がめちゃめちゃだったことは明らかになっているので、結果的に見逃したことになっているのは事実でしょう。

チョムスキーは「911をアルカイダがやった証拠は無い」とはいっていない。イラン国営テレビのサイトの記事の執筆者がチョムスキーの発言を不適切に要約して付け加えたことばだ。ところで、きくちゆみ氏は童子丸氏のチョムスキーへの評価にも同意するというわけなのだろうか。(童子丸氏のことば) ”ノーム・チョムスキーといえば、「対テロ戦争反対」のポーズを取りつつ「イスラムテロ」を米当局・マスコミの発表のとおりに受け入れて世界にそれを信じさせてきた狐男、パレスチナ問題に関心を持つふりをしてミアシャイマーらの「イスラエル・ロビー告発」を否定してシオニストぶりを発揮する偽善者の代表”(「お薦め資料」でこの件の参照先としているページ)
アメリカ外交-苦悩と希望-』(村田晃嗣 講談社現代新書)には、1950年の朝鮮戦争で、CIAは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が大韓民国(韓国)を侵攻する可能性を指摘していたにもかかわらず、『この警告は「雑音」としてかき消されていた』こと、1941年12月の日本の真珠湾攻撃、そして2001年の「911事件」もそうだが、その原因は「政府内の連絡調整の不備」であり、「巨大な官僚機構にとって深刻な問題は、情報の欠如よりもその過剰であり、その意味付けの難しさである」ということが書かれている。この見解は妥当ではないかと私は思っている。
イラク戦争の罪を問うのに911が内部犯行かどうかは必要条件ではありあせん。

アメリカ人が「911事件は政府公式説と違う」ということを知ったときに、対テロ戦争を終わらせる力になる、と私は思っています(なので、私の活動は日本でやってもそれほど意味がないのかもしれないです)。私は、911事件の政府公式説は矛盾だらけで信用に足らないし、内部の人間が関わっていた(少なくとも、政府首脳 は事前に情報を得ていた)可能性もあると思っています。あのような事件を二度と許さないためには、911事件の公式説の嘘、矛盾が広く知れ渡る必要があると思っています(特にアメリカ人の間で)。 こちらは、(米国の)さまざまな専門家ごとの911真相究明運動があり、別のミッションです。私がこの中で特に関わっているのは、リチャード・ゲイジ氏のグループと、イタリアの元欧州議会議員のジュリエット・キエザのグループです。こちらは、日本では殆ど誰もやっていません。

ひとつ重要なのは、政府機関や政府関係者はたしかに911直後に多くの誤った見解や嘘の見解を発表していたということ。単なる誤解もあれば、自分たちの失態を糊塗するために意図的についたとしか考えられない嘘もある。これらの見解に見られる矛盾が陰謀疑惑を招いたことは間違いない。その意味で「初期の陰謀疑惑」には正しいものもある。しかしながら、それらの矛盾点は独立調査委員会の調査によっておおむね解決しており、正しかった「初期の陰謀疑惑」は解消している。Commission Reportはその結果に基づいているので、委員会以前とは分けて考えなくてはならない。「公式説」という言葉で何を指しているのかは重要 「自作自演論」のシナリオ通りだと、どれだけの協力者がどんなことをしないといけないかを考えてみてほしい。数だけでもすごいのだが、陰謀協力者はアメリカ国民だけではない。BBCにもいないといけない。命を捨てて協力した人もかなりの数に上る。実は93便に乗っていなかったというバーネット氏など、死んだことになっている協力者もかなりいて、家族にも会えないし、永遠に身を隠せるようにしてあげないといけない。イラクやアフガンでの経験で精神疾患となる(元)軍人がたくさんいるのだから、解体の爆弾を設置した人、93便を撃墜したパイロット、77便の死体工作をした人など、多数の自国民の殺害に関わった多くの協力者の中には、精神的に変になってしまう人も出てくるだろう。その対策もし続けなければならない。もはやブッシュの政権でも共和党政権でもなくなり、軍司令部も入れ替わってもだ。常識的に考えれば、そんな陰謀は無理という結論しか出てこないと思う。
また、私が作品を翻訳してサポートしているグリフィン博士やリチャード・ゲイジ氏が陰謀論者とも思いません。

むしろ、その逆です。 911事件の公式説がつじつまがあわないし、マスコミ報道の中に信頼に足るものが少ないので、本当に多くの科学者や遺族たちや生存者やリサーチャーや学者たちや一般市民が協力し合って、何が本当かを突き止めようと努力しています。その中にはさまざまな人がいますが(とてもついていけないような論も出てきますが!)、このお2人は「陰謀論者」(たとえば、何でもユダヤ人がやった、という人たち)とは全く違います。

Walter氏の件も、ツインタワーが自然落下速度で崩壊したという捏造映像も、「真相追求」と言いながら事実を捏造している。多くの明らかとなっている都合の悪い事実は、全部アメリカの陰謀にしてしまう。そうしたあなた方の実績から、私はアメリカ政府も信用しないが、それ以上にあなた方を信用できない。NISTの報告にずっと説得力を感じる。何か「新証拠が見つかった」と言われても、どうせまた「結論のための材料探し」だろう、との感想しか持てない。でも、その原因は、きくちさん達のこれまでの実績と態度だとご理解いただきたい。信頼を取り戻すには、都合の悪い事実にも誠実に向き合い、間違っていると分かったら訂正し、事実に誠実な態度を徹底的に貫くことしかない。それをしないのは、真相究明とは別の理由があるからだろうと勘ぐられても仕方ない。
グリフィン博士は、「911事件に何らかの形で関与した(知っていながら許した)」~「協力した」~「自ら計画して実行した(自作自演)」までを1~8段階で論じています。私は、たとえば磯部さんの説に出会うと、数字が下がり(知っていながら許した)、また別の新しい情報(家族が911にかかわっていた、というラジオ番組の情報など)に接すると、数字が上がったり、とうろうろしています。

米国政府公式説(911委員会報告書)が嘘も隠蔽もあり不完全なので、情報を完全に開示し(とくにペンタゴンの映像)、完全に独立した(ゼリコウとかブッシュの息のかかった人間が委員長をやるのではなく)再調査をやってもらいたい(その要求をしている911の真実を求める建築家とエンジニアを応援する)、というのが現在、私がやっていることです。

何を信じ何を信じないかは個々人でバラバラだし、それでいい。しかし、私が指摘しているのは、真実を追究するにふさわしい事実に向き合う態度、姿勢の問題だ。そこさえきちんと正していただければ、現状認識が違ってもともに真実に近づいていける。真実探求を言う者が、意図的な事実の改ざんを一つでも行えば、たとえその活動に一部真理が含まれていたとしても、活動は丸ごと信用を失う。今の検察特捜が、まさにそういう状態だ。予見を排し、明らかとなった事実は積極的に取り入れ、常に自らの仮説を多角的に検証し続け、間違いを見つければ即座に訂正すべきだ。事実に向き合う誠実さが、真実を探求する側には求められている。
(右のコメントへのコメント)

1.アメリカの空には膨大な数の旅客機が飛んでおり、レーダーにはそれらが表示される。どの輝点がどの便に対応するかはレーダーだけでは判断できず、トランスポンダーの情報やそれが故障した場合には通信によって確認する。ハイジャックされた機体がコースを外れた際にも超低空でない限りはレーダーに表示されてはいたのだろうが、膨大に表示される点のうちどれがハイジャック機かはレーダーだけでは見分けられない。当時、NORADには旧式のレーダーしかなく、FAAからの情報がなければハイジャック機の位置は把握できなかった。

2.911当時、NORADの管轄下にある戦闘機の数は4機だけだった。それらのスクランブル発進はあったが、ハイジャック機の情報が混乱しており、間に合っていない。情報の混乱については、既に通信記録が公開されており、Vanity Fair誌の特集やThe Ground Truthなどで詳細が明らかにされている。

ハイジャックに対するスクランブルの第一の目的は撃墜ではなく着陸まで見届けることで、民間機の撃墜には大統領やSecretary of Defenceの許可が必要。副大統領から(93便に対する)「撃墜命令」が出されたのは、93便がシャンクスビルに墜落してから30分後の10:31とされている(委員会報告chap.1 sec. 1.3)

3.ペンタゴンにはボーイングの残骸も衝突の痕跡も乗客の遺体も残されていた。これ以上何が必要というのだろうか。

「痕跡がない」は事件当初の混乱した状況下で、限られたビデオや写真だけから言われたことにすぎない。言い換えると、事件当初に疑問が生じたとしてもそれはしかたない。実際、当初の政府機関発表には事実誤認や意図的な嘘としか言えない誤情報がかなりあった。 しかし、混乱が収まった後に整理された事実を確認すれば、衝突したものがボーイングだったことは明らか。

事件から10年が過ぎたにもかかわらず、「当初の疑問」だけを言い続けるのは不誠実だろう。その後に確認された事実をよく検討するのが筋。少なくとも委員会報告に何が書かれているかくらいは読んでから疑問を提示するべきではないか。委員会報告はダイジェスト版が日本語で出版されているので、ひと晩で読める程度のものだ。

1.ハイジャックされた旅客機がコースを外れた時点でレーダー網がロスしたという報道が絶対に嘘、コース変えたからといって、米軍の防空レーダーシステムから旅客機が消えるということはあり得ない。

2.当時1000は間違いなく超える作戦機があったのに、ビルに突っ込んだ2機とペンタゴンに突っ込んだとされる1機にたいしてのスクランブルがなかった。通常なら3機ずつが対応するはず。

3.ペンタゴンの当時の映像は十分に残っているが、突っ込んだはずの旅客機の痕跡はどこにも映っていない。残骸のみでなく、建造物には突入で生じたような破壊の痕跡がない。

この事件の異常さは規模の問題だけではない。

私もウィキリークスから今の所911関連のものが何もでてこないのを不思議に思っている1人です。しかしこれもまた、それが「事実である」と断定する用件を満たしているかというと・・・「?」です。 ウィキリークスのジュリアン・アサンジは、911自作自演説を「ありえない」と一笑に付しているそうですが、本当の秘密に触れていればこその意見だと思います。

ベルファストテレグラフのインタビューがよく引用されます。ほかの機会にも語っているかもしれません。8パラグラフ目の後半です

いちおう、該当パラグラフをあたまから引用すると

His obsession with secrecy, both in others
and maintaining his own, lends him the 
air of a conspiracy theorist. Is he one? 
"I believe in facts about conspiracies,"
he says, choosing his words slowly.
"Any time people with power plan in
secret, they are conducting a conspiracy.
So there are conspiracies everywhere.
There are also crazed conspiracy theories.
It's important not to confuse these two.
Generally, when there's enough facts
about a conspiracy we simply call this
news." What about 9/11? "I'm constantly
annoyed that people are distracted by
false conspiracies such as 9/11, when
all around we provide evidence of real
conspiracies, for war or mass financial
fraud." What about the Bilderberg
conference? "That is vaguely
conspiratorial, in a networking sense.
We have published their meeting notes."

この段落の面白いところは、「機密にこだわるアサンジには陰謀論者(conspiracy theorist)的な雰囲気がある が、実際はどうなのか」と陰謀論というテーマで論じられていることです。

アサンジは、「陰謀はいたるところにある」としたうえで、「いっぽうにはcrazedな陰謀論があり、そのふたつを混同してはならない」と述べています。 911に水を向けているのはインタビュアーのほうなのか、あるいは編集時の注釈なのかわかりませんが、911については "I'm constantly annoyed that people are distracted by false conspiracies such as 9/11" とfalseのひとことで斬り捨てているわけです。 意訳すると「人々が911のようなありもしない陰謀で取り乱すのには、日ごろから頭が痛い」くらいでしょうか

「真の陰謀はいたるところにあるが、こと911陰謀説に関しては、ばかげている」というのは、多くの「911陰謀否定論者」も言うことです。

Wikileaksによる膨大な内部情報公開の結果、911内部犯行に関わる文書が一切出てこなかった場合、911陰謀説が事実上否定される蓋然性が高くなると思われるが、そうした場合、あるいは、何十年も経過してもなお911内部犯行を裏付ける事実が出てこない場合、この911陰謀説の運動自体が引き起こしてきた負の影響を、あなたは責任ある立場の人間として、どのように受け止めようと覚悟しているのか。
(上へのコメント)911陰謀説を補強するような内容がウイキリークスから全く出て来ない事を理由に陰謀説を否定的に扱う議論は全くばかげている。ウイキリークスは電子化された公電を暴露しているのであって、周到に計画された陰謀に関わる連絡ならそもそも公電に乗せないし電子化もしない。さらにウイキリークスに公電が漏れるようになったのは、911の後米政府関係機関が情報の共有を進めた結果。911以前は情報共有が進んでいないので公電であっても漏れにくくなっている。
これには異論を唱えておきます。例はたくさんありますが、1つだけ。

1989年のクリスマスにパナマの首都を米海兵隊が空から攻撃しました。 当時の大統領はパパ・ブッシュ。 パナマの「麻薬犯罪独裁者」ノリエガ大統領を捕まえる、が口実です。

米国の報道は、ノリエガがつかまったかどうか、作戦がうまくいったかどうかに集中していたため、この攻撃で焦土と化したパナマシティーの人口密集地の被害のことや巻き込まれて犠牲になった4千人以上のこと、いまだに全貌がわからない集団墓地(米軍基地周辺にたくさん)の遺体のことなど、ほとんど誰も知りません。知り合 いに米国人がいたら、この事件のことを聞いてみてください。

この事件に関しては1993年のアカデミードキュメンタリー賞をとった「Panama Deception」(1992年作) という映画がありますが、監督のバーバラ・トレントはこの作品の劇場上映を果たせず、今も元気がないです。 (この作品を日本語で見たい方は、『テロリストは誰?』に収録されています)

メディアが取り上げなければ、なかったことにできます。 特に米国はそれがブッシュ政権になってすぐメディア規制法が変わって報道内容をコントロールしやすくなりました。ABCニュースアンカーがそのことを認めています。 ニュースをつくっても上から指示が入って、放送できないことが911以降増えた、これじゃジャーナリズムではない、と。 メディアの資本系列化が進み、数社で全米のメディアを支配しています。

菊池誠『科学と神秘のあいだ』の引用

<なんのために捏造だの爆破だのをしなくちゃならないのか、とか、政府による陰謀のためにはどれくらいの数の人間が秘密を守らなくちゃならないのか、とか、そういうおおざっぱな問題を考えるだけで、そんな陰謀はありえないことくらいすぐにわかるはずだ。>


追記: アメリカは陰謀国家であり、「国外」では多くの陰謀を実行してきた。しかし、国内で自国民を殺すテロ偽装はまったく違う話。

私も『テロリストは誰?』を観たし、パナマ侵攻は真実性がある陰謀だと思う。しかし、911事件が決定的に異なるのは、数千人のアメリカ国民を犠牲にしてまで、そして、あんな大掛かりな攻撃をしてまで、対テロ戦争をすすめる合理的な理由がないということだ。 それも、陰謀がバレたら国民と国際社会からとてつもない糾弾を受けるようなリスクをかえりみずに。
それも違います。

秘密を守り通すどころか、たとえばWTCの清掃人だったウィリアム・ロドリゲス氏は一生懸命「飛行機が突っ込む前に地下で爆発があって、地下からあがってきた火傷を負った人々を救助した」と言っているのに全く相手にされていません(ので、ほとんど誰も彼の発言を知りません)。 以下は『ZERO』を翻訳して初めて知ったことですが、たとえば、FBI捜査官のコリーン・ロウリー、ペンタゴンのLt. Col. Karen U. Kwiatkowski(カレン・クイアトコウスキ中佐)や米国ジェッダ領事館ビザ発給担当官のマイケル・スプリングマン、航空管制官のロビン・ホードンなどは内部告発と言える発言をしていますが、大手メディアは無視です。

菊池誠『科学と神秘のあいだ』の引用

<特に、彼らが言うように9・11がアメリカ政府のしわざなのだとしたら、同じ国にすむ人たちを犠牲にするために多くの人間が秘密を守り通さなくちゃならない>

1つや2つ、いや数十の証言があったとしても、別の通説どおりの証言も物証もある。極限状態の記憶だから、飛行機をミサイルと見間違えたり、爆音が聞こえる場所を聞き間違えたり、精神状態にも異変が起きたりするだろう。飛行機が高層ビルに突撃して崩壊するなど前代未聞の事件だから、未知の体験になる。初めての体験なので、それがたまたま制御解体と似たような崩壊が起きたと見えたのかもしれない。そんな超異常な事態でパニック状態になれば、ミサイルが飛んだとか、爆弾の音がしたなどという錯覚が生じてもおかしくはない。
多くの人が911陰謀説を相手にしないのは、合理的な理由で説明ができていないし、共同謀議の証拠も提示できていないからだ。

こちらから引用

================

単純に考えただけでも、911陰謀論は証拠がないだけでなく矛盾も多い。

・ツインタワー(WTC1, 2)はボーイング707が突入しても崩壊しないように設計されていたので、制御解体が行われたのだと陰謀論者は主張する。 しかし、それならなぜ崩壊しないはずのビルをわざわざ根こそぎ制御解体する必要があったのだろうか。イラク戦争開戦の口実がほしいだけなら、旅客機を突入させ、建物の一部を崩壊させるだけで十分ではなかったのか。 ツインタワーの崩壊は旅客機が突入した部分から始まっている。 それでも制御解体なのだろうか。 旅客機の突入とその後の火災で、なぜ仕掛けられていた爆発物は誘爆しなかったのだろう。

・旅客機が突入してもいないWTC7まで制御解体するのは、単にリスクを広げるだけなのではないか。 そもそも、超高層ビルが3棟も制御解体されたというのに、点火用のプラグやケーブル、コードといった証拠物品が一切押収されていない。 爆薬を仕掛けるところを見た者もいないし、仕掛けられたことに気づいた者もいない。 しかも旅客機突入からビル倒壊までWTC2は56分、WTC1は1時間42分かかっている。 さらに最初の突入から8時間以上経ってからWTC7は倒壊した。 どうしてこんなに時間を空けてから制御解体したのか、なんの合理的説明もない。

・ペンタゴンに突入したのがアメリカン航空77便ではないとすると、77便はどこへ消えてしまったのだろう。 ペンタゴンからは77便の乗員乗客(テロリストも含む)の遺体も見つかっている。 ペンタゴン以外の場所で77便やその一部が発見されたことはない。 どこからか遺体がペンタゴンに持ち込まれたという証拠もない。

・ユナイテッド航空93便も乗客の反攻で墜落したのではなく、撃墜されたのだと陰謀論者は主張する。 実際に93便については撃墜命令が出ていたが、間に合わなかったことがわかっている。 なぜわざわざ墜落を捏造する必要があるのだろう。 しかも、飛行中の飛行機から携帯電話による通話は不可能であり、乗客から家族にかけられた電話はすべて捏造であったと陰謀論者は主張する。 しかし、93便が撃墜された証拠も、電話が捏造された証拠もない。 そもそも不可能なはずの電話をなぜわざわざ捏造する必要があるのだろうか。 その他のハイジャック機からも電話はかかってきており、すべてを捏造するのはとても可能とは思えない。

・そもそもハイジャック機は誰が操縦していたのか。 ペンタゴンに突入したのが77便ではなかったとしても、93便は撃墜されたし、175便と11便はどうやらツインタワーに突入したらしい。 誰が自爆攻撃に使われる飛行機を操縦していたのだろう。 まさか、ブッシュ・チェイニー政権のためなら、命も惜しまないという熱狂的な支持者がいたというのだろうか。 自国の同胞をためらわずに殺せる自殺志願者がいたとでもいうのだろうか。 それとも93便は撃墜されておらず、ツインタワーに突入したのも175便と11便ではない別の何かだというのだろうか。 だとすると、4機もの旅客機とその乗客はどこに消えたのだろう。 それとも旅客機は、乗員乗客を乗せたまま、無線で遠隔操作されていたのか。 ____________________________________

陰謀説の変遷についても取り上げるべきです

たとえば、ペンタゴン疑惑はまず(1)ボーイングの残骸がない(2)ペンタゴンのビルに開いた穴が小さすぎる(3)目撃情報がない(4)スクランブルがなかった、といったあたりの疑問から始まったのではないでしょうか。そして、これらは事件当初の限られた情報では、疑惑を抱く人がいてもしかたないかもしれないというものではありました。しかし、その後(1)-(4)の問題は解決しました。特に、穴は翼長に匹敵するものだったし、飛行機の残骸や乗客の遺体までが発見されたのだから、基本的にはそれで疑惑は解決しているはずです。 ところが、証拠があるとなると、今度は「証拠が本物かどうか信じられない」と言います。きくちゆみさんもそうですし、グリフィンなどは、遺体をどこかから運んで来たとまで言い出す始末。元の問題とはまったく違う疑惑にすり替えられているわけです。 公式に証拠が出ているのだから、単に「信じられない」で済ますのではなく、信じられないとするきちんとした根拠を提出するべきです。そうでないなら、結局、どんな証拠が出てこようと、「信じられない」で済ませるだけということでしょう。「信じない」のは自由ですが、それはなんの根拠でもないし、議論でもありません。 陰謀説の構造とは、(1)疑惑を言う(2)証拠が出る(3)証拠は信じないと言う、というもののようです。それはもちろん誰にも論破できません。

(その他の方の意見に対して)情報源を示さないと、たぶん誰にも検証できないと思います。

「情報」といっても、箸にも棒にもかからない妄想から、それなりに真剣に考える価値のあるものまで、さまざまなので、情報の重み付けは大事でしょう。 箸にも棒にもかからないような妄想も多いのだけど、そんな話をいちいち確認するのは時間の無駄ですから、それなりに信憑性があると考えられるものを提示する必要があるように思います

英文のサイトで、米国政府機関とともに外国の情報機関が関与しているという情報が多く出されている。事件の背景としてどの国が得をしたかという分析も重要だと思う。映画「ゼロ」にもそういう視点はなかった。意図的に避けているようにも思える。これをやってほしい。
(その他の方の意見に対して)これも、一歩下がって、そもそも「証拠隠滅を徹底的にした」というのが事実なのかどうかをまずは確認する必要があるのではないかなあ。

たとえば、ビルの残骸の問題だとするなら、「証拠隠滅」と「残骸撤去」は全然違うものです。 もし本当に「証拠隠滅を徹底的にした」ことがわかっているのなら、それだけで、積極的な陰謀かどうかはともかく、ひどく後ろ暗いところがあるのは確定ですよね。それはもしかすると、爆破を意味するのかもしれません。 逆に、単なる「撤去」なら、それを「証拠隠滅を徹底的にした」と表現するのは間違いです。

実際、FAAとNORADは当初、自分たちに都合の悪い証拠を出したがらなかったわけですが

事件後に証拠隠滅を徹底的にしている訳だから、何が起こったのかは推測するしかない。唯一の証拠はビデオとビルの粉末で、これを徹底的に解析するしかない。異論が出るのは当然。
3/19のイベントは、公開討論と銘打っているにも拘わらず、専門家をほとんど呼んでいないのはおかしい。WTC崩壊については、物理的に緻密な議論をしなければいけないのに、航空機衝突説を支持する側の専門家しか出席していない。一方ペンタゴンに何がぶつかったのかを議論するには、見解の異なるメディアリテラシーの専門家を呼ばなければ討論にならない。そもそもネット上で意見を募集する(当然素人論議になる)ような問題ではない。私は個人的に、航空機衝突説は信じていないが、この討論会が、どちらか一方の説を正解とするような茶番になることを危惧している。